モッカ谷山(1,120m) 福井県大野市 快晴 4名
*日帰り*
福井(6:30〜7:30)…真名川ダム (7:40)…尾根(8:06)…頂上(10:17〜10:30)ランチ場所(11:40)…ダムサイト(13:05)…福井
桜の開花予想がなされ、福井でも今月末にも開花だそうです。
例年になく雪の少ない冬で、積雪に心配しながら相変わらず会ではマイナーな山に出かけています。
大野市に近づくと霧が濃くなり晴れは間違いないでしょう。
国道8号線は真名川ダムまでは通行可で、ダムの橋を渡った所で車を停めて支度を開始。
ところがダム湖から抜ける風の冷たい事冷たいこと!
凍ってツルツル…。
すっかり冷え切ってしばらく山に沿って歩くと、わずかに踏み跡のある取り付きが見えます。
今年は雪が無く、コンクリートの壁を登るのに一苦労です。
笹をわけて…。
荒れた道をしばらく行くと右手に、山道があるのでここから尾根に出るまで急な斜面を行きます。
以前に雪の多かった時はこの斜面を直登したこともあるのですが…。
今日は全く雪は無く、消えかかったような危なっかしいジグザグの道を上り詰めると尾根に出ます。
有難いことに雪が好い締まり具合で残っていて歩きやすいです。
なだらかな広い尾根をしばらく行きますが、少し斜度が出てくると滑るのでアイゼンを着用、久しぶりのアイゼンは快適に歩けます♪
立派なブナも所々に見られ、振り返ると銀杏峰がどんどん顔を出して来て、左手奥下の大野市内はまだ霧の中。
大きなブナと銀杏峰。
荒島が見えて来ました。
快適な尾根歩きの出来るこの山ですが、広いのでガスでも出たら帰りは心配な所です。
今日は全く心配のない晴れの続く良い天気で、木々の間は風も無く穏やか~。
根開きが進んでいます。
やがて奥越の山々から白山にかけて見え出すと、荒島岳が大きく姿を現します。
今日のような日は取立、荒島、銀杏峰など沢山の登山者で賑わっているでしょう。
今回も私たち独り占めの静かな山です。
やがて少し狭くなった尾根を通過すると展望は開け、荒島岳はその大きな山塊を誇るように迫って来ます。
荒島岳。
白山・別山も。
見る角度で少しづつ違いはありますが、この山はやはり死者の出る厳しい山なのでしょう。
白い山頂が見えて来て、最後の急登を上がってこの山のゴールなのですが、このお天気もっと先まで行きたいとフル装備で来ているのです。
ところが1名、車の中にアイゼンを忘れて来て、この坂でも難義しているので今日はダメだと言われてしまいました。
頂上は360度の展望で東に荒島、南に姥が岳や能郷白山、西に銀杏峰や部子山、北に経ヶ岳などほとんどの福井の山並みが見えます。
縦走出来る縫ヶ原山や昨年登った道斉山はすぐ近く、そして霧の消えた大野盆地が眼下に広がり気持ちが良いのですが、風が強く寒い!
このまま1.209mピークに向かえば縫ヶ原山への分岐に行けますが、痩せ尾根が続き、リーダーはアイゼンの無い人は危険と見たのでしょう。
顔に似合わず慎重な上に、最近特に無理はしない人となり、私はせめてピークまででもと言う思いを封印せざるをえませんでした。
怖さを知らないおばはんばかり連れて、確かに大変かもしれません。
頂上はもうすぐ。
銀杏峰と後方に部子山。
左、能郷白山~姥ヶ岳~道斉山。
大野盆地。
1,209mのピークから右、縫ヶ原山へ。
縫ヶ原山とモッカ平。
白山。
荒島には何人いるかなあ~?
Jちゃ~ん降りるよ~。
風の少ない所で昼食。
あきらめて下山、風の少ない所を探して昼食にしました。
今日は福井県は20℃前後の気温になるとか、それでもこの風の冷たさは下界ではわからないでしょう。
風のぬけるところでは固く滑りやすいかもしれません。
緩んだところでは亀裂が入っているかもしれません。
山は思うようには行かないのですね。
ゆっくりしたところで下山開始、帰りはツボ足でOKでした。
ブナなどの新芽が少し膨らみかけたのか色づいて来ています。
マンサクは満開で地味ながらも春の訪れを告げています。
尾根から下は登りよりもっと道を見失いそうになるほど、道は無くなりかけているような…。
マンサク。
帰りは「あっ宝んど」のお風呂に入って帰福。
久しぶりに来たらこの辺り中部縦貫道の工事に伴い道路が変わっています。
今日はちょうど勝山・大野間の完成を祝う「ハイウエイ・ウオーク」が開かれていて、約2.000人の参加があったとかで、バスが何台もインターチェンジ辺りに停まっていました。
あと何回雪の上を歩けるでしょうか。
鉢伏とか木無とか小白とかもう一度行ってみたいです。
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