鳥海山( 2,236m) 山形県・秋田県 曇り後晴れ 7名
*1日目*
福井 …丸岡IC (19:00)
*2日目* 朝日まほろばI.C…R7…あつみ温泉I.C…酒田みなとI.C…鳥海ブルーライン鉾立大駐車場(3:20)…仮眠…象潟口登山口(5:10)…賽の河原(6:18)…御浜小屋(7:12)…七五三掛(分岐)(8:00)…外輪山コース…(9:35)大物忌神社(9:45)…新山頂上(10:05)…大物忌神社(10:55)…七五三掛(12:00)…登山口(14:50)
年に1度のお泊まり登山、久しぶりに山の会に参加し遠征してきました。 レンタカーでひたすら北へ北へ、新潟県はやっぱり長いと実感しながら交替で運転してもらい、登山口のある鉾立に到着。
しばらく仮眠してから、登山届けを記入してさあスタートです。 案内板を見ると頂上まで8km・・・ふーん長い!
まだ曇っていて時折下からガス混じりの強い風が吹き上がって来ます。
右手にはいつも日本海が望め、鳥海山の裾野が海に浸されている様子がわかります。
海岸線からわずか16キロ、いつも日本海からの湿った風を受け天候に恵まれない日が多いとのこと。
広い登山道をしばらく行くと奈曽渓谷を眼下に出来る展望台があります。
路は整美されていて石段、石畳みが続きます。
賽の河原辺りの山肌には雪渓が残り、チングルマ、ニッコウキスゲ、イワイチョウなどが咲いています。
キンコウカ。
緩やかな登りが終わると、七合目の御浜神社(御浜小屋)に出て下に鳥海湖、ガスの切れ間から新山や七高山が見えて来ます。
皆さん此処で一休みですが、風が寒い程です。
でも、私にはこの涼しさが味方して1日中元気にいられました。
ハクサンシャジンが驚くほど沢山咲いていて、白山でもこれほど見たことがありません。
ハート形の雪渓が残っていました。
ガスがかかっては消えの連続でしたが、やっと本峰の姿が…。
八丁坂を過ぎて七五三掛に至る辺りから上で泊まった登山者達だろうか沢山下山してきて、千蛇谷コースから登りかえして来る団体さんを待つようになります。
ここから千蛇谷コース、右手に登って行くと外輪山コース。
そこで私は外輪山コースを行くことにしました。
先を行く皆もこちらからかもと行くが誰も歩いていません。
風が強くガスが絶え間なく吹き上がってきて新山などの全貌がたまにしか見えません。
はるか下の千蛇谷コースを行く登山者が沢山見えていますが、仲間かどうかまでは判別できません。
イワブクロ。
チョウカイフスマ。
文殊岳・行者岳を過ぎてもう神社に降りる道があるはずと地図を見ますが分からず、七高山(2,230m)のほん手前で下に降りている人たちが見えたので、ガラガラと急な下りを慎重に神社に向かって降りて行きました。
新山と神社や御室小屋。
新山ドーム。
小屋の前にリーダーだけぽつんと残っていて、皆は新山の頂上に向かったとのこと、少し休んで軽く食べてから私も岩、岩、岩の間を登りつめて行くと、上から仲間たちが降りてきました。
狭い岩の間を一旦下って、又登りかえすとしばらくで頂上です。
狭い場所で、一応の証拠写真だけお願いして撮ってもらい違うコースから小屋まで降りました。
もっと晴れていたら遠望も叶ったのでしょうが、それは叶わず。
でも降られないだけラッキーと考えましょ、こんな山で降られたら逃げ場は無いし風が強くて大変でしょう。
軽く昼食をとり、下山開始。皆さんには外輪山コースを、私は蛇谷コースを行くことにしました。
千蛇谷へはここから。
はるか雲海が綺麗です。
一名途中でギブアップして待っているだろうから、どちらかで拾えるはずです。
外輪山から見たこちらのコースは歩きやすそうに見えましたが、歩きにくくどちらも簡単では無いですね。
どんどん登ってくる人が暑そうです。
外輪山。
あの上を歩いて来たのですね。
振り返ると新山から七高山への姿が。
この雪渓を横断ししばらくトラバース、急な登り返しが待ってます。
七五三掛に出ると仲間がここで待っていました。
九合目くらいまでは行ったのだけど、帰りの事考えて戻ったとのこと。
丁度同じ福井県から来た方も無理はしないと2人で引き返したとのこと。 ここで他のメンバーが外輪山から来るのを待つが見えてこないので、ボチボチと歩き出すことにしました。
御浜小屋まで来て待っていると皆さんの姿が。
どんどん晴れてきてはいるのですが、ガスは上がってきます。
賽の河原を過ぎると駐車場のある鉾立のヴィジターセンター等の屋根が見えてくるのですが、歩いても歩いても近づきません・・・。
日が照りつけ暑くなり嫌になったころやっと下山終了!
残念ながら日本海は見えても飛島は確認できませんでした。
それでも全員無事元気に登れて何よりでした。皆さん有難う♪
「簡保の宿酒田」で宿泊、ゆっくりお風呂に入り、食べて飲んで、ぐっすり寝て…。
何と幸せなことでしょう!
翌日は山居倉庫あたりを見物して福井に戻りました。
出羽富士ともいわれる鳥海山の秀麗な姿を酒田の街からと思いましたが、晴れていてもお姿は望めませんでした。
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