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  • 執筆者の写真y-chan

2013年7月17日 屋久島縄文杉

屋久島縄文杉 鹿児島県屋久島町 雨のち晴れ 3名

 

次女の夫婦が帰国して来ていて、今度は日本の中を旅しようと言ってくれていたのが実現して、3泊4日の屋久島の旅を計画してくれました。

幸いなことに4日間ずっと晴れで、娘夫婦・婿殿の両親それに私達夫婦と計6名の家族旅行は元気に楽しんで終わりました。


7月16日

今は伊丹空港から屋久島まで直行便で約1時間20分です。

淡路島の上だ、四国を横切ってる、なんて言っているうちに、まっ平な種子島のそばの逆に山々が連なる屋久島に到着!


7月17日

縄文杉に向かうのは婿殿とそのお母さんと私3名、後の3人はレンタカーで島内一周。

早朝4時ガイドさんが宿に迎えに来てくれます。

まだ暗くポツポツと雨がくる中あと3人を拾って荒川登山口を目指しますが、シーズン中は車は峠にある屋久杉自然館の駐車場までです。

そこからはバスで移動なのですが、連休中とあって沢山の人、人、人。

往復1,700円を払ってバスを待つ間見ていると、若い山ガールに山ボーイばかりで、今はやりのタイツにスカートや短パンの装い。

山用品の店は売れ行き好調なんだろうなぁ~。

2台程待ってバスに乗り込みます。

酔わなければいいのだけど(-_-;)

かなり高度を上げて6時ころ荒川登山口約高度600mに到着。

ここからはトロッコ道をひたすら8.5km歩きます。

この間高度は300mだけ上がります。

沖縄方面に台風が近づいている影響もあって、時々雨がざーっとやって来ます。

このコースは傘とザックカバーは絶対手放せない必需品です。


枕木の間隔が一定でなく歩きにくい。


昔は手すりが無かったそうです。



ヤクシカ。


フワフワの苔に雨水。


ガイドさんは15年ほど前に引っ越して来たそうで、屋久島がお好きなんですね。

途中、植物や木々そして苔の説明 の他に雨のしずくや雨が上がって日が差したその瞬間の美しさなど力を入れてお話してくれました。

小杉谷橋を渡る手前くらいから、トロッコ道の真ん中に踏み板が敷き詰められて歩きやすくなります。


1923年に杉やモミの伐採の為にトロッコの森林軌道が敷かれ、最盛期だった昭和35年の小杉谷には、133世帯・人口540人・小学校・中学校各1校・公衆浴場1軒・商店4軒・理髪店1軒があったそうです。

1970年に事業が終わり人が去って、今は石垣の跡などが垣間見えるのみです。


小学校あとにはシカが2匹のんびりとたわむれていました。

この先に小杉谷山荘跡があり、今はバイオトイレが設置されています。

ヤクシカには何度も出会うのですが、全く人間を何とも思わない様子で普段北陸の山で見るニホンカモシカと違って小さく可愛いのです。

傘をさしてはすぼめてはの繰り返しだったのですが、そのうち日が差し始めて雨に濡れた苔にたまった水滴がグリーンに見えたり、虹色に光ったり、それは綺麗なのです。屋久島観光では雨も必要なのかな?

三大杉、仁王杉とどんどん大きな杉や切り株が出てくるようになり、切り株更新、倒木更新、昔は年貢の代わりに杉板(屋根材に)が供出されたこと、屋久杉とは樹齢1,000年以上のものでそれ以下の数百年の物は小杉と言うこと、等ガイドさんの説明は続きます。

トロッコ道はやっと終わり大株歩道、登山道の事をここでは歩道と言うそうです。

トイレタイムに時間がかかる(-_-;)


小杉谷小学校跡。


最後のトイレ。

女性は長い行列です。


ここから大株歩道(登山道)。

高度900m。


晴れて来た~♪


登山なんです。


ウィルソン株(周囲13.8m)。


株の中から。


大株歩道からは本格的な登山となり、森の奥に奥に分け入ると言う感じで、ますます周りの木々や岩は苔むして緑・緑の神秘的な雰囲気です。

ところどころ倒木や使われず残された上の部分の木々が苔むして倒れていますが、これを土埋木と言い、何年経っても朽ちる事は無く、現在は杉の伐採は出来ないのでその土埋木を利用して工芸品などに使っているそうです。

その価値は高く驚くほどです。

その樹脂を多く含み密な性質故に腐らず、加工すると綺麗な木目が現れるそうです。

翁杉、ウイルソン株、大王杉、夫婦杉と立派な屋久杉が続き、やっと高度約1,400M辺り縄文杉に到達ですが、階段が設けられ杉と対面するためにはデッキの上に上がる必要があります。

調査の結果、折れて落下するかもしれない大きな枝があるためにこれ以上近寄れないとの事…触って来たかったのに残念(ー_ー)!!

それと沢山の登山者で神秘的な雰囲気とか杉のパワーを感じるとかの問題でなく、デッキ満載の人で写真すら思うように撮れないのです。

何とか順番を待って記念写真を撮り下山開始。

出来たらもっとゆっくりじっくり杉と対面してお話ししたかったのだけど…。

今日は沢山の人で、すべてに時間がかかってしまっているのと、歩くのも元気が出なくて遅かったかも。


ここから世界自然遺産地域。


苔むした倒木。


大王。


子宝杉。


大きすぎて入らない。


デッキの上。


縄文杉。





縄文杉からしばらく行くと高塚小屋があり、宮之浦岳(1,936m)に行く人は大きなザックを背負って奥へと入って行きます。

どうせなら縦走してとことん世界遺産の中の山々を巡るのは素晴らしいだろうと思います。

沢山背負えないYちゃんには夢の話ですが…。

あまり食べれない日でしたが、下るのは得意なので快調に進みます。

大株歩道が終わり、また長~いトロッコ道、6名はもうやけくそ気味にどんどん歩き続けたのです。

途中ガイドさんは飽きさせないようにと安房川に降りて一休みさせてくれたり、トップを歩くのを交代させたりしてバスに間に合うように駐車場に戻りました。

長い1日でしたが、無事皆さんと歩けて想いで作りが出来ました。


山と渓谷社の本「屋久島ブック」によると、歩行距離19.3km、歩行時間9時間50分とありますが、混んでいるシーズン中はトイレタイムや登山道ですれ違うのに待つことしばしでこれに休憩時間や昼食時間を入れると11時間~11時間半見た方がいいかと思います。

春はヤマザクラが綺麗で、秋は人でも減り静かになるそうでこの時期に行く方がいいかも。

それでも今年は富士山ブームで人出は減ったそうです。


宮之浦岳。




7月18日

白谷雲水峡、千尋の滝など家族全員で回って来ました。

最後まで天気に恵まれて楽しい屋久島旅行となりました。

感謝!

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